内田市長「家庭ごみ無料継続」いわき市 減量が目標値上回る成果
いわき市のごみ処理について、年間総排出量と市民1人1日あたりのごみ排出量が、平成29年度の12万8690トンと1010gに対して、令和3年度は11万8350トンと983gに減少していることが分かった。
24日の市議会2月定例会の席上、大友康夫議員(つつじの会)が、ごみ減量化に向けた一般質問を行い、内田市長や渡辺一弘市生活環境部長が答弁に立った。
令和3年に策定した基本計画の目標値として、市民1人1日あたりのごみ排出量は、令和5年度中に中間年度の7年度の960gを達成する見込みで、最終年度の12年度から2年早い10年度には、目標値の900gが実現できるという。
県内では田村市や白河市など計26の自治体で、家庭系のごみ処理の有料化を進めている。この点に対して、内田市長は市民の適正な分別に加え、令和2年度のリサイクル率が県内13市中1位になったことを踏まえ、「現時点では、ごみ処理の有料化は考えていない」と語った。