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平南白土地区に「オフロード自転車施設」整備へ 2028年度オープン予定

 いわき市平南白土地区に、自然の起伏を生かしたマウンテンバイク専用の「オフロードサイクルパーク」が、令和10年(2028)年度をめどにオープンする。市オフロードサイクル施設整備基本計画が策定され、今後の方針が取りまとめられた。山林の自然をそのままに、初心者から上級者までが楽しめる3つのコースが用意され、総延長5・6kmは県内最大規模とされる。
 整備にあたっては、民間企業が主体となって進められる想定だが、近年注目が集まるマウンテンバイクを通じて、官民一体となって地元の盛り上がりを図っていく。
 平南白土地区では平成12年、火葬場の建設に際して、住民と地域振興に資する施設を整備する協定を結んでおり、20年以上の調整を経て、オフロードサイクルパークの供用が決まった。
 自転車は趣味や健康づくりのスポーツに加え、コロナ禍を背景に、外出自粛による運動不足・ストレス解消に向けて、広く親しまれている。そこで復興サイクリングロード「いわき七浜海道」をはじめ、舗装道路(オンロード)に続いて、未舗装道路(オフロード)のコースも整備する方針を掲げた。
 事業箇所は、平南白土字菅作地内。JRいわき駅から東南東約3kmに位置し、車で10分ほどの近さにある。面積は13万2105平方メートル。A~Cのゾーンに分かれ、市道と山林を活用して、自然環境や地形を生かした線形としつつ、直線や林間を縫う蛇行、滑らかな土の路面がうねるように続くフロートレイル、地形に沿って急カーブが連続するつづら折りなど、ショートコースも組み合わせる。
 施設内には、子ども向けキッズコースを設け、定期的にインストラクターによるスクールも開催する。障害物を置いたスキルアップエリアも併設し、一本橋や丸太の段差、ジャンプ台なども設置される。
 受け付けを兼ねるクラブハウスでは、幼児用のランニングバイクや、子ども・大人向けのマウンテンバイクを貸し出すほか、利用者層や同行者のニーズを考慮し、電動アシスト付きマウンテンバイクの導入も検討する。年間1万人の利用を見込んでおり、競技団体による公認レースの誘致も計画している。

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