いわき市が健康ポータルサイト開設 指標改善へ情報を一元的に集約・発信
市は13日、健康ポータルサイト「いわきの極意」を開設した。いわき市の健康指標は全国や県の平均より低迷しており、特に男女別標準化死亡比(平成25~29年)のうち、全国平均を100とした場合、急性心筋梗塞は男性が217・7、女性が192・9という結果が出ている。
ポータルサイトは、こうした点を改善するための取り組みで、市民の健康づくりにつながる各種情報を、一元的に集約・発信することを狙いとしている。
主な掲載情報としては、ヘルスケアプロジェクト「いわきの極意」として、動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」のチャンネル・いわきの極意から、運動エクササイズやヘルスケアに関する動画を紹介している。
また、減塩食普及プロジェクト「いわきひとしお」から、減塩を意識した健康づくりについて解説している。市では毎月17日を減塩推奨デー「いわきひとしおの日」と定めており、ポータルサイトでは減塩レシピも載せている。
市によると、いわき市の1日当たりの推定食塩摂取量の平均値は、令和3年で男性が9・5g(目標値7・5g未満)、女性が8・8g(同6・5g未満)となっており、塩分を取りすぎていることが分かる。
検診・がん検診にまつわる情報もあり、年に1度の健診・定期的な検診を呼びかけているほか、市けんしん予約サイトにも飛ぶことができる。
さらに各種健康関連情報として、生活習慣病予防や食育、加齢による身体機能の低下「フレイル」の予防、妊娠・出産・子育てに関する相談や教室など、市民の健康づくりにつながる情報を伝えている。
アドレスは<こちら>。