山田町の殺人事件 内縁の妻は執ように暴行した上で首絞めたか
いわき市山田町の民家で今年1月、77歳の男性が殺害されて遺体で見つかった事件について、同居する内縁の妻で殺人の疑いで逮捕された、同市山田町堀ノ内、無職の女(75)が、執ように暴行した上で絞殺に至ったとみられることが15日、捜査関係者への取材で分かった。
殺された男性は、無職根岸三男さん=当時(77)。女とは約30年にわたって内縁関係にあり、同居は約25年におよんでいた。女は、骨が折れる勢いで首を絞めたことが分かっているが、根岸さんの頭や手に抵抗したような傷も確認されている。
逮捕容疑によると、女は1月14日午前3時ごろ~翌15日午前10時ごろまでの間、自宅で根岸さんの首を両手で絞め、けい部圧迫による窒息で死亡させて殺害した疑い。根岸さんの死亡推定時刻は1月14日午前とされている。
いわき南署は14日午後、女の身柄を殺人の疑いで、勾留先のいわき中央署から地検いわき支部に送致し、根岸さんが殺害された当時に関してや、犯行に至った動機など、本格的な取り調べに入った。
送検の際、女はしっかりとした足取りで車両に乗り込んだ。マスクを着けていたため表情は分からなかったが、待ち構えたカメラに視線を送っていた。
(本紙では実名報道をしています)