アクアマリンふくしま 子ども体験館リニューアル 10年ぶり解説員も復活
小名浜のふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」は20日、子ども体験館「アクアマリンえっぐ」をリニューアルオープンした。同日からは10年ぶりに解説員も復活し、「ごんべえズ」の愛称で、展示説明やバックヤードツアーの案内役などを務めている。新型コロナウイルスの感染対策緩和を迎える中で、春休みに向けて、家族連れが楽しめるさまざまな仕掛けが用意されている。
アクアマリンえっぐに入ると、トドのはく製がお出迎えする。ここは「いろいろミュージアム」と銘打ち、20種類以上の海や陸の生き物のはく製が展示されている。実際に触ることもでき、広く生物多様性について理解を深めてもらう。はく製にまつわるクイズ(参加料100円)も行われており、全問正解すると「ふくしまのさかなたちカード」(全35種類)がプレゼントされる。
水族館の生き物、海や森にある素材をテーマに、ものづくりワークショップ「いろいろ工房」も定期的に開催される。第1弾は「水族館でエコバッグをつくろう」で、4月23日まで平日は1日3回、休日は同6回実施される。参加費300円。
また26日には特別イベントが企画され、いわき市の伝統工芸・遠野和紙の紙すきを体験できる。時間は午前10時から午後4時まで。
解説員による「ごんべえズトーク」も始まり、潮目の海の大水槽などの展示内容を伝えている。参加費無料。特別ツアー「ごんべえズガイド」では、水槽の裏側を見て回ったり、実際にエサをあげたりできる。対象は小学生以上。参加費500円。ウェブ(アソビュー!)からの事前予約制となる。
蛇の目ビーチでは「ごんべえズラボ 蛇の目ビーチ生き物調査編」として、解説員が生き物の特徴を分かりやすく説明し、参加者に缶バッジを進呈している。
このほか、アクアマリンふくしまの展示をイメージした、個性豊かな生き物たちのぬり絵が楽しめる「いろいろアーティスト」や、絵本やおもちゃが用意された親子のくつろぎスペース「すくすくキッズ」も新設された。