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J2いわきFC 町田にホームで0-1の惜敗 嵯峨「恩師に成長した姿を」

 サッカー・明治安田生命J2リーグは25、26日、9試合が行われた。いわきFCは26日、ホームの21世紀の森公園・いわきグリーンフィールドに、FC町田ゼルビア(東京)を迎えたが、終了間際に失点を許し、0―1で惜しくも敗れ、3連勝はならなかった。
 通算成績は2勝1分け3敗の勝ち点7。順位は前節より3つ下がって暫定12位。次戦の第7節は4月2日、暫定6位のファジアーノ岡山と、アウェーのシティライトスタジアム(岡山県岡山市)で対戦する。キックオフは午後2時。
 「勝って恩返しすることは考えないでいい」。MF嵯峨理久(24)は、MF山下優人(26)とともに、母校の名門・青森山田高の恩師だった町田の黒田剛監督(52)にあいさつに向かった際、冗談交じりに告げられた。
 悪天候の中でも接戦に持ち込んだが、あと一歩及ばず町田に軍配が上がった。「チャンスは作れたが、ゴールにつなげられなければ意味がない。ワンチャンスで沈められたことで、黒田監督の勝負強さがチームに浸透していると感じた」と話す。
 嵯峨は青森山田高時代、全国高校サッカー選手権大会での初優勝に貢献し、今回の試合では、恩師に成長した姿を見せていきたい思いもあった。試合後のインタビューで、黒田監督は教え子の成長をたたえたが、嵯峨は「まだまだ」と総評。得点に直結するプレー、デュエルの強さ、ボールを奪いきる力など課題は多いと指摘する。
 次節は3戦ぶりのアウェーとなるファジアーノ岡山(岡山)との対戦。恩師との10月の再戦を見据えながらも、「非常に力強いチームなので、そういったところで負けないように、最高の準備をしていきたい」と、一戦一戦全力で戦う姿勢を貫いていく。

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