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いわき「犬猫を捨てない会」 常磐に新たな施設整備 新法受けて移転決める

 飼い主に捨てられた犬猫の命を一匹でも多く救おうと活動する「非営利動物愛護団体いわき『犬猫を捨てない』会」(遠藤良志子代表)のシェルターを兼ねた新しい活動拠点が、常磐上湯長谷町の郊外の古民家に完成する。
 2019(令和元)年に公布・施行した改正動物愛護管理法に適合した、よりよい生活環境をかなえるための措置で、昨年6月に行ったクラウドファンディングの支援金を元手に、取得した古民家のリノベーションの真っ最中だ。
 同会は1998(平成10)年に設立。飼い主に見放されたノラ犬、ノラ猫の命を一匹でも多く救おうと活動を続けている。保健所に持ち込まれた犬猫の中から、引き取り手がなく、殺処分を免れないペットや虐待、飼育困難のペットを保護。適正飼育を行ったのち、新しい飼い主を見つけ、譲渡するのが主な活動の一つだ。
 長年にわたって、犬猫の不妊去勢手術や、適正飼育の啓発に力を入れているが、管理頭数はなかなか減らない。さらに新しい動物愛護管理法では、各頭に必要なケージの大きさや床面積に新しい条件が加わった。複数飼育により広いスペースが必要になり、旧施設が手狭に。今後も保護活動を長く続けていけるよう、移転を決意した。
 保護犬が快適に暮らせるよう、断熱材や防音材を入れ、天井を開放的な吹き抜けに。水場も大きくし、今後は入浴やボランティアによる定期的なトリミングなども、快適にこなせるようになる予定だ。ゆくゆくは、庭にドッグランも整備する予定という。

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