J2いわきFC アウェー岡山で宮本先制弾もドロー決着 終了間際PK許す
サッカーの明治安田生命J2リーグは1、2日、全11試合が行われた。いわきFCは2日、ファジアーノ岡山(岡山)と、アウェーのシティライトスタジアム(岡山県岡山市)で対戦し、終了間際に追いつかれて、1―1で引き分けた。通算成績は2勝2分け3敗の勝ち点8。順位は前節から1つ下がって、22チーム中15位となっている。
試合は序盤から動き、いわきが前半10分に先制点を挙げた。岡山のロングボールをDF嵯峨理久(24)が体を入れて奪ったのを起点とし、FW有田稜(23)のヒールパスから、永井が左サイドを駆け上がり、相手の守備2枚をうまくかわすと、中央で待ち構える有田へ。そこからワンタッチでパスを受けたMF宮本英治(24)が、冷静に右足を振りぬいた。
追いつきたい岡山は、積極的に攻撃を仕掛ける。42分には中盤からゴール前にボールが送られ、あわや失点の場面も、シュートしたボールは右ポストに当たって、いわきは救われた。続く44分にも岡山の好機となるが、ここはGK高木和徹(27)が防いだ。
1―0で折り返した後半も、いわきは攻めの姿勢を示した。16分には、10番を背負うFW有馬幸太郎(22)がピッチに送り込まれ、J3だった昨年9月以来の復帰を果たした。
17分には敵陣浅い左サイドでFW谷村海那(25)がボールを得ると、ドリブルで駆け上がり、自らフィニッシュに持ち込んだが、ボールは枠の右に流れ、追加点とはならなかった。
ただいわきの堅守が光り、このまま2試合ぶりの勝ち点3が期待されたが、アディショナルタイムに途中出場のDF辻岡佑真(21)のファウルが、微妙な位置ながらペナルティーエリア内と判定される。岡山は冷静にペナルティーキック(PK)を決め、まさかのドロー決着となった。
次戦の第8節は8日、ホームの21世紀の森公園・いわきグリーンフィールドに、3位の大分トリニータ(大分)を迎える。キックオフは午後2時。