植田の歩行者天国 4年ぶり開催 コロナ禍前の盛り上がりに
植田町の本町通りで5日、「復興・交流祭『第45回歩行者天国』」が開かれた。植田町の歩行者天国は年2回行われ、5月はこどもの日の恒例行事となっているが、新型コロナウイルスの感染拡大によって、4年ぶりに開催され、コロナ禍前と同じ約2万人(主催者発表)が訪れた。
約400mの本町通り沿いには、多彩な飲食の出店が軒を連ねたほか、ステージでは東田保育園の和太鼓や植田小の吹奏楽が披露されたほか、地元愛好家によるバンド演奏も繰り広げられた。
常磐共同火力勿来発電所や根本通商、勿来工業高、磐城農業高、双葉町観光協会などもブースを設け、大いににぎわいを見せていた。
また東日本大震災・東京電力福島第一原発事故をきっかけに、勿来地区で支援活動に取り組む芝浦工業大(東京都江東区)も参加し、ウォールアートを設置して、子どもたちに自由に絵を描いてもらった。
歩行者天国は昭和48(1973)年に始まり、現在まで季節の風物詩として親しまれている。