高校野球 春のいわき支部大会 平工が18年ぶりに優勝果たす
第75回春季東北地区高校野球県大会いわき支部大会(県高野連いわき支部主催)は大会最終日の4日、決勝と第3代表決定戦が行われた。このうち既に県大会出場を決めている2校による決勝では、平工業が中盤に猛攻を見せ6―4で東日大昌平を破り、昨秋に続く支部大会優勝を飾った。春は18年ぶり13回目の優勝。
第3代表決定戦では、投手戦の末、いわき湯本が小名浜海星に勝利し、県大会への最後の切符をつかんだ。県大会は6支部の代表21校が出場し、13日から会津若松市のあいづ球場をメインに、白河市の白河グリーンスタジアム、南相馬市のみちのく鹿島球場で熱戦を繰り広げる。組み合わせ抽選会は8日。
決勝は、初回に先制を許した平工業が中盤の五回、相手のミスをきっかけに4連打を含む、打者一巡の猛攻を見せて逆転した。
四回まで2安打に抑えられていた平工業は1点を追う五回、敵失と四球を足がかりに鈴木悠の2点適時二塁打で逆転。この回さらに大竹、松田、木幡の連続長短打で追加点を挙げた。守っては萩原、服部の継投で終盤のピンチをかわした。
東日大昌平は初回に四球と盗塁、四番・栗橋の適時打で先制したが、六回までわずか3安打。七回に四球と敵失、暴投に乗じて犠飛や適時打で3点をかえしたが追いつけなかった。