いわきFC あすホームで秋田戦 仙台戦に続く「東北ダービー」勝利を
サッカー・いわきFCは14日、明治安田生命J2リーグの第15節として、前節終了時点で8位のブラウブリッツ秋田(秋田)を、ホームのいわきグリーンフィールドに迎える。前節のアウェー・清水エスパルス(静岡)戦で、古豪相手に果敢に挑むも守備が崩壊し、1―9と大量失点を許した。この結果、今季ワーストの4連敗で最下位に転落した。
前節は前線が孤立する場面が見受けられたほか、コンパクトな守備の裏を突かれ、サイドに空いたスペースを効果的に使われることで防戦一方に。中央のマークもずれるなど、数々の課題が露呈した。FW有田稜(23)も波に乗れず、攻撃陣の枚数に不安を残すが、清水戦で一矢報いたFW吉沢柊(24)ら控え組の奮起に期待したい。
秋田はサイド攻撃を得意とし、いわきに似た堅守速攻のチーム。サイドバックのDF飯尾竜太朗(32)、DF才藤龍治(30)が2得点を挙げるなど、多くの選手が得点に絡んでるのも今季の特長で、クロスの本数はリーグ1位を誇る。総得点14点のうち、7本がセットプレーとクロスからの一方、14試合で13失点とリーグ5位(前節終了時点)の堅守も特筆すべき数字だ。
けが人続出で攻守に多くの課題を抱えるが、どん底からはい上がるためにも、ホームサポーターの熱い声援を味方に歯を食いしばり、第4節のアウェー・ベガルタ仙台(宮城)戦以来となる〝東北ダービー〟を制したい。キックオフは午後1時半。