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いわきFC 大宮戦の同点弾で流れ変えた山口 6試合ぶり勝利引き寄せる

 ■明治安田生命J2リーグ第16節 いわきFC2―1大宮アルディージャ(17日、いわきグリーン)
 ▽得点【い】山口(前22)遠藤(後14)【大】袴田(前16)
 4月16日のザスパクサツ群馬戦から、約1カ月にわたって勝ち星が遠ざかっていたいわき。5試合で1得点と決定力不足も指摘される中で、大宮アルディージャ戦は前半に先制を許すも、MF山口大輝(25)の個人技で同点に追いつくと流れが変わり、後半にはフリーキックからDF遠藤凌(24)が頭で値千金の逆転弾を決め、6試合ぶりに白星を手にした。
 山口は「先に1点決められても、崩れずに焦らずに早い段階で追いつき、自分たちのリズムに持ち込めたことが勝因だと思っている」と振り返る。前半早々に失点しながらも、スタイルを曲げることはなく、相手をかわしながら鮮やかなシュートを放った。
 3月19日の徳島ヴォルティス戦で負傷交代を余儀なくされたが、復帰した前節のブラウブリッツ秋田戦では、積極的に得点の機会を作り出していた。
 選手との連携などを通して、攻守のリズムを変えていくことを自身の役割としているが、特にDF河村匠(23)については「大体特徴は分かっているのでやりやすい。1枚相手を引き付けてくれる点は非常に助かっている」と良い関係が築けていると実感する。
 久しぶりの勝利とはいえ、余韻に浸る間もなく次節はやってくる。古豪・ジュビロ磐田が相手だが、「自分たちのリズムを良くするには、けってばかりではなく、落ち着かせるというのも手。J2は厳しい相手が多いので、攻守のアクセントになっていきたい」とチームのさらなる勝利に向けて意気込む。

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