いわきFC アウェー磐田戦 2戦連続で殊勲弾の遠藤「一丸となって戦う」
■明治安田生命J2リーグ第17節 いわきFC1―1ジュビロ磐田(21日、ヤマハ)
▽得点【い】遠藤(後45)【磐】ドゥドゥ(後36)
0―1の1点ビハインドだったが、最後まで粘り強くゴールを狙っていく思いが、アウェーでの貴重な勝ち点1につながった。立役者は2戦連続で、コーナーキックを頭で合わせたDF遠藤凌(24)だ。
間もなくアディショナルタイムに入る後半45分、キッカーを務めたMF山下優人(26)がニアサイドにけり上げると、遠藤がきっちりと合わせ、敵地に足を運んだサポーターの目の前で、ボールはゴール左隅に吸い込まれた。試合後には「アウェーの地まで、多くのサポーターが来てくれたことに感謝している」と強調した。
前節の決勝点に対しては、「これまでセットプレーを決めきれないところがあった」と指摘しており、結果が出ない自分に悔しさがあると明かしていたが、どん欲に得点を目指す姿勢が2試合連続弾を生んだ。喜びもそこそこに、逆転の機会を目指して、すぐにプレーに戻ったところも、遠藤のひたむきさが表れた。
チームは20位に浮上して降格圏を脱出したが、次節は2位の東京ヴェルディが相手。「前節に続いて得点できたことはうしかったが、苦しい状況は続くので、一丸となって戦っていきたい」と、遠藤は凛(りん)とした表情を見せた。