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4年ぶりに錦町の戦没者慰霊祭 顕彰・継承に努めていく

 太平洋戦争で亡くなった錦町出身の戦没者約190人の冥福を祈る「令和5年度錦町出身戦没者慰霊祭」が28日、錦町御宝殿の御宝殿熊野神社(下山田大膳宮司)隣の忠霊塔前で開かれた。
 忠霊塔を管理する錦町遺族会(薄井正一会長)が、戦没者の慰霊と平和を願って毎年行う慰霊行事だが、新型コロナウイルスの影響で中止が続き、4年ぶりの開催となった。当日は戦没者遺族ら約20人が出席し、同神社の下山田治美権禰宜が神事を執り行った。
 慰霊祭では、薄井会長がロシアのウクライナ侵攻、新型コロナウイルスのまん延など、平和を脅かす状況に触れながら、「今日の日本は英霊の尊い思いの犠牲の上にある。ご加護に感謝し、顕彰と継承、慰霊施設の維持に努めていきたい」と祭文を奏上した。
 蛭田源治勿来地区遺族連合会会長、芳賀栄樹市勿来支所長が追悼の辞を述べたあと、出席者一人ひとりが忠霊塔に玉ぐしをささげ、静かに戦没者の冥福を祈った。

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