高校野球 いわき民報社白鷲旗は磐城に 13大会ぶり頂点
第64回いわき民報社白鷲旗争奪いわき地区高校野球選手権大会(県高野連いわき支部主催、いわき民報社後援)は6日、大会最終日を迎え、平球場で準決勝、決勝が行われた。
決勝は、準決勝で支部大会秋・春連覇中の平工業をコールドで下した磐城と、今春の支部大会で2試合連続完封負けを喫しているいわき湯本に、点の取り合いのすえ逆転勝ちした小名浜海星が対戦した。
この結果、試合後半に集中打を浴びせた磐城が7―0の七回コールド勝ちし、2010(平成22)年の第51回大会以来、13大会ぶり23回目の優勝を果たした。
前半は息詰まる投手戦に持ち込んだ小名浜海星だったが、後半に力尽きて2年連続の準優勝で、またも初優勝はならなかった。
閉会式では両校に、県高野連いわき支部の柳沼英樹会長(磐城高校長)から賞状が、いわき民報社の鈴木淳代表取締役社長から白鷲旗と準優勝盾が贈られた。
磐城は四回まで小名浜海星の先発・荒川を攻略できず、四球の走者2人を出したのみ。しかし五回、管、高橋の連続安打と暴投で無死二・三塁とした好機に吉田が右越え二塁打を放って2点を先制した。
六回にも村田、折内、管の二塁打で2点を追加した。守っては今泉が海星打線を散発5安打、三塁を踏ませぬ好投で完封した。