小川郷駅・市民図書館の伝統引き継ぐ 7月22日にフリーマーケット開催
JR磐越東線の小川郷駅で地域住民たちに愛されてきた市民図書館の伝統を引き継ぎ、本と新たに出合える機会を創出しようと、「カエルかえるカフェ小川町店」(小川町上小川、高萩登志子オーナー)は7月22日、市小川支所内の小川地域活性化センターで「第1回本と盤のフリーマーケット」を開く。
1915(大正4)年に開業し、老朽化が著しい同駅の駅舎について、JR東日本が改築の方針を示している中で、待合室には地域のボランティア団体「小川郷(さと)の会」が管理する市民図書館があり、寄贈・陳列された多くの本を自由に読むことができる。
しかし改築が正式に決まった場合、新しい駅舎はコンパクトな設計で、本を置くスペースを確保できない可能性があることから、高萩さんが「『本と出合える場所が町から消えてしまう』のならば、新たな機会をつくろう」と今回のイベントを企画した。
定期的に開催する予定で、不要になった書籍、CDなどを資源と捉え、ごみの削減につなげることも狙いだ。顔の見えるフリーマーケットでのやりとりを通じて、本や音楽から得た感動や豊かな気持ちも伝えていきたいという。
イベントは午前10時~午後3時。10~15組の参加者・団体を7月15日まで募っており、出店料は千円。6月中の応募には出店料の割引・設置場所の選定・アイスクリーム無料券の贈呈の早割特典がある。
高萩さんは「友達同士での出店や断捨離したい人の参加も歓迎します」とPRしている。申し込み、問い合わせは、高萩さん=メール(kaeru.kaeru.cafe@gmail.com)=まで。