きょう「七夕」 市暮らしの伝承郷に飾り登場 季節の行事に触れて
7日は「七夕」。県立いわき公園内の市暮らしの伝承郷(夏井芳徳館長)では、七夕飾りを館内入口近くの休憩コーナーに置き、来館者を楽しませている。
いわき地方では旧暦に合わせて、8月に七夕を行う風習があるが、同館では五節句に合わせ、紙製の輪飾り、網飾り、提灯など、色とりどりの飾りが取り付けられた高さ3~4mほどの竹を設置した。季節の行事を体験してもらおうと、自由に願いごとを書いた短冊を飾り付けることができる。
8月の「いわき七夕まつり」や、1971(昭和46)年から2017(平成29)年にかけて、旧平七夕まつりの会場で行われていた、じゃんがら念仏踊りのコンクールの様子を、昭和時代の写真とともに紹介している。
同館学芸員の山田りぼんさん(29)は「かつてのいわきの七夕の風習や、当時の七夕祭りの様子を知ってもらいながら、楽しんでほしい」と来館を呼び掛けている。また、いわきの風習で、お盆の時期〝おぼんさま〟に先祖を迎えるための「藁(わら)馬」=同館所蔵=も置いた。展示期間は8月7日まで。