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23日開幕のユース全国大会 いわきFC U-18 本番へ気負いなし

 サッカーJ2・いわきFCのユースチーム「いわきFC U―18(18歳以下)」は、23日に群馬県で開幕する「第47回日本クラブユースサッカー選手権(U―18)大会」に、東北代表として初出場する。
 いわきの下部組織では、初めて全国大会に挑むことになり、グループステージでは京都サンガ、鹿島アントラーズ、ファジアーノ岡山の各ユースチームと対戦する。いわきの選手たちは本番に向けて、常磐上湯長谷町のいわきFCフィールドで練習を重ねている。
 東北予選は5月28日~6月4日に行われ、いわきは3位決定戦で、モンテディオ山形ユースを2―0で下し、全国大会への切符を手にした。全国大会は群馬県などで開催され、各地の予選を勝ち上がった32チームがエントリーしている。4チームによる総当たり方式のグループステージを実施し、各グループ上位2チームがノックアウトステージへ進出する。
 グループステージの相手は、いずれもプリンスリーグに所属する強豪だが、MF高木英孝主将(福島高専3年)は「初めての全国大会なので、とてもワクワクしている」と気負いはない。チームは粘り強い守備から、ショートカウンターでゴールに迫るプレーが持ち味という。選手間の連携を常に心がけており、「次にどう動くかなど、互いに判断の共有を重要視している」とも語る。チームの士気は高いといい、グループステージ突破が目標と力強く宣言した。
 守備のかなめとなるのは、DF橋本昂晴(同)。センターバックを担い、球際での強さを発揮する。「常にコミュニケーションを取りながら、あいまいなプレーを排除している」と述べ、全員が役割を持ってピッチに向かっていると強調する。初戦から〝格上〟であることも自覚し、「普段のF1リーグ(福島1部)とは違うことは分かっているが、個で負けないチームでありたい」と自らを鼓舞する。
 新井健太U―18監督は「状況に応じて、どう判断するかを大切にしている。自分が判断の基準を与えた上で、選手がどう決断するかが大事」と指摘する。判然としないプレーには雷が落ちる。
 チームの雰囲気は「いい意味でいつも通り」と笑う。その上でトップチームとの距離感の近さが、ユースの選手にもプラスに働いていると明かし、「ぜひトップチームの選手よりも、躍動するところを見せたい」と力を込めた。

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