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錦町の呉羽総合病院 AI問診導入 待ち時間短縮や業務改善図られる

 錦町の呉羽総合病院では、人工知能(AI)を活用した問診を導入し、来院した患者の待ち時間短縮や、医師・看護師の業務効率向上に努めている。同病院によると、市内の医療機関で唯一、AIを使った問診を実施しているという。
 AI問診のうち、総合案内に置かれたタブレットでは、受診した人に痛む部位や症状に応じて、複数の質問に答えてもらい、結果を踏まえて自動的に電子カルテの下書きを作成する。光学文字認識(OCR)も搭載されており、おくすり手帳や紹介状を読み込むことも可能で、併せて電子カルテに反映される。
 さらに、約2千人の著名な医師の監修による医学情報データベース(医学教科書)を検索でき、その場で診療に関わる詳細な情報を表示できる。タブレットでの回答からは、新型コロナウイルスによる症状かどうかも見極められ、感染防止にも役立てられる。6月から稼働し、現在は内科と救急室のみで採用しているが、今後は病院全体に広げていく。

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