小名浜 観測史上最も暑い7月に 1カ月の平均気温25・9度
小名浜の1日の平均気温について、7月は1910(明治43)年の観測開始以来、記録が残る中で最も高い25・9度だったことが、1日に気象庁のデータから分かった。これまでの観測史上の最高は昨年の24・7度。小名浜の平均気温の平年値は22・5度で、今年は3・4度も高かった。
いわき地方の7月は太平洋高気圧の影響で、気温が高い日が続いた。特に1日を通して最低気温が25度を超えたままの日は、17日の25・9度を筆頭に4回もあった。昨年までの112年間では、2018(平成30)年に1回のみだったことからも、今年の7月が1日を通して暑かったことが示されている。
このため市内では、熱中症とみられる症状で、救急搬送される人が急増した。市消防本部によると、7月の1カ月間で計147人が運ばれ、前年より56人多い状況となっている。内訳は重症が2人、中等症が62人、軽症が83人。同本部では注意を呼びかけている。