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内郷の回転櫓 4年ぶりに前夜祭行われる 本祭はあすまでの2日間

 内郷地区を代表する伝統行事「第68回いわき回転櫓(やぐら)盆踊り大会」の本祭が14日、JR内郷駅前広場で始まる。回転櫓は常磐炭礦労働者の慰労と労災犠牲者の弔いの場として、1952(昭和27)年に始まった。13日には4年ぶりとなる前夜祭が行われ、さまざまな演奏や歌唱、ダンス、パフォーマンスが次々と披露された。
 出演したのは、いわき総合高の吹奏楽部をはじめ、あごに三角コーンを乗せた数のギネス記録を持つパフォーマー「フレアいのバーテンダーYOKOTA」さん、トリオバンド「熊猫タイガー」、今年で30周年を迎えるオールディーズバンド「ASTRO BOMBER’S」など、いわきゆかりの12チーム。
 夜のとばりが落ち始めると、白水阿弥陀堂を模した広場中央の高さ13mの回転やぐらの電飾も点灯し、会場のボルテージも最高潮に。市民たちは自由に祭りの雰囲気を満喫していた。
 本祭は14日と15日。14日は下綴青年会と宮小の「じゃんがら念仏踊り」、15日は宮誠承太鼓でスタート(どちらも午後5時から)し、同6時から回転やぐらを囲み、正調盆踊りを披露する「総踊り」が繰り広げられる。小雨決行だが、天候によってはプログラムの変更、中止もある。

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