内郷・回転やぐら 宮小の子どもたち 4年ぶりじゃんがら念仏踊り披露
内郷地区の夏の風物詩として、市民に親しまれている「いわき回転やぐら盆踊り大会」(いわき回転櫓=やぐら=盆踊実行委員会主催)の本祭が14日、JR内郷駅前広場で開幕した。15日まで。
このうち、宮小(遠藤謙一校長)は学習の一環として、じゃんがら念仏踊りを披露した。今年は新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの参加となり、夏前から準備を始め、6年生はこれまでの経験を踏まえ、5年生に太鼓や鐘(かね)の演奏の仕方、歩き方などを伝えてきたという。
本番に臨んだのは、5、6年生13人。浴衣や鉢巻などを身につけ、回転やぐらの上で太鼓と鐘とともに、力強い踊りを披露して会場を盛り上げた。6年生の鈴木那奈さん(12)は「人前は緊張したが、練習通りに披露できたので、これまで練習してきたかいがあった」とほっとした表情。これからも慰霊への思い強く、踊りを継承していきたいと決意していた。