いわきFC 岩渕選手に月間MVP贈られる 田村監督もJ2表彰
Jリーグは15日、7月の月間表彰を発表し、J2いわきFCのMF岩渕弘人選手(25)が「KONAMI月間MVP(J2)」、田村雄三監督(40)が「月間優秀監督賞(J2)」に選ばれた。岩渕選手はJ2では初の月間MVPで、クリスタルトロフィーと賞金30万円が贈られた。なおJ3では1度(昨年6月)受賞している。田村監督は初めてで、オリジナルラペルピンが進呈された。
岩渕選手は6月24日のアウェー・大宮アルディージャ(埼玉)戦で、けがから約8カ月ぶりに復帰すると、いきなりゴールを決めた勢いそのままに、7月は6試合で5得点を挙げている。
受賞に関して、「大けがから復帰まで支えてくれた皆さん、本当にありがとうございます。いわきFCにかかわる全ての皆さまのおかげでいただいた賞です。この賞に満足せず、チームとしてJ2残留、そして1つでも上にいけるように、1試合1試合を謙虚に、どん欲に全力で戦います」と語っている。
選考理由として、「チーム浮上のきっかけになるキープレイヤー」「トラップからシュートまでのスムーズな動きに好調さを感じさせた」といった声が寄せられた。
田村監督は6月14日にゼネラルマネージャーから、日本フットボールリーグ(JFL)時代以来となる監督に復帰。7月は3勝2分け1敗の成績を収めた。
発表を受けて、「大変光栄に思います。名誉ある賞をいただけたのは、いわきFCにかかわる全ての方々のおかげです。これからも次の一戦に勝利することに集中して、勝ち点を積み上げられるように取り組んでいきます。引き続き、応援よろしくお願いします」とコメントしている。
選考委員からは「残留争いから抜け出すと同時に、勝負強さを発揮している」「夏でもあれだけ走り続けるサッカーをやれているのは見ていてすごい」「勝ち点を重ねながらも、サッカーを進化させている」などの言葉が送られた。