平出身のなでしこ・千葉選手 内田市長にW杯出場報告 さらなる飛躍誓う
オーストラリアとニュージーランドが共催する「サッカー女子ワールドカップ(W杯)」で、日本代表・なでしこジャパンに選ばれた、いわき市平出身、女子プロサッカーWEリーグ「ジェフユナイテッド市原・千葉レディース」のFW千葉玲海菜選手(24)が16日、内田市長を表敬訪問し、市役所で初めてのW杯出場を報告した。千葉選手は「自分の長所を伸ばし、次は来年のパリ五輪代表を目指したい」と決意を示した。
W杯では1次リーグ1試合に出場。7月22日の初戦・ザンビア戦で、後半アディショナルタイムに投入され、短い時間ながら、持ち味を生かしたスピードと、積極的にゴールに迫る姿勢を披露した。
千葉選手は表敬訪問に合わせ、報道各社のインタビューに応じた。
――W杯を振り返っての感想は
前回大会の16強を上回る8強の成績だったが、自分としても、チームとしても悔しかった。この悔しさを胸に、WEリーグで頑張りたい。また何万人というお客さんの前でプレーでき、アップの時からとてもわくわくした。「やってやるぞ」という気持ちでいっぱいだった。プレー以外では、西芳照シェフ(南相馬市出身)の食事がとてもおいしかった。同じ福島という縁で、大変良くしていただいた。
――今後に向けては
W杯では多くの方に応援いただいた。女子サッカーに対する注目も上がっているので、まずはチームで活躍することで、パリ五輪の代表に向け、世界で戦える選手になりたい。
――来季のリーグ戦は
けがによる離脱もあったので、1年間を通してパフォーマンスを発揮したい。特にFWなので、何よりも得点することによって、チームを勝利に導きたい。
――いわき市のファンにメッセージを
たくさんの応援、ありがとうございました。テレビの前だったり、パブリックビューイングだったり、ニュージーランドにまで思いを届けていただき、本当にうれしかった。出場機会には恵まれなかったが、また頑張っていくので、これからもよろしくお願いします。