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原発処理水の海洋放出巡り いわき市役所に中国とみられる批判電話16件

 東京電力福島第一原発の汚染水を浄化した後の処理水について、24日に始まった海洋放出を巡って、いわき市役所に同日から26日にかけて、中国からとみられる批判の電話が計16件あった。市に対する取材で分かった。
 中身は日本語の自動音声で「汚染水を流すな」などとする内容のほか、中国語とみられる言葉で一方的にまくし立ててきたという。また市によると、現時点で市内の企業や飲食店に向けては、同様の電話は確認されていない。海洋放出が開始されて以降、全国の公共施設や飲食店で、同じような電話が相次いでいる。
 環境省と県は27日、福島第一原発の周辺海域でそれぞれ、放出後初めて採取した海水を分析した結果、放射性物質トリチウムは検出限界値未満だったと発表した。東電も同日、福島第一原発から3キロ圏内の10地点の海水データを公表したが、3日連続で検出限界値を下回った。水産庁も魚類に含まれるトリチウムの濃度を明らかにし、26、27日ともに検出されていないと示している。

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