いわき市の豪雨被害 現時点で総額47・1億円に 水稲は127ha
台風13号に関連した記録的大雨に伴い、いわき市では現時点で、総額47億1463万3千円の被害が生じたことが分かった。市が30日に公表した災害報告書で示された。詳細は調査中のため、さらに増える見通し。
内訳は公共施設が27億6500万3千円、がけ崩れが1億5799万5千円、農地が5億2935万円、農林業施設が1980万4千円、農作物が1億77万1千円、水産業施設が10万円、商工観光施設が11億4161万円だった。
住家被害のうち、り災棟数は1155棟(全壊3棟、大規模半壊47棟、中規模半壊161棟、半壊458棟、一部損壊486棟)。床上浸水は1261棟、床下浸水は481棟としている。
公共施設被害のうち、道路・橋りょうは308カ所、河川等は78カ所、公園施設は4カ所、下水道施設は10カ所、農業土木施設は417カ所、林道施設等は121カ所、商工観光施設は1カ所、水道施設は17カ所、文教施設は13カ所、その他(市営住宅棟)は19カ所に上る。
農作物被害では、最も多いのが水稲の126・99ha。次いでネギが2・29ha、ミニトマトが1ha、トマト(土耕)が0・63ha、カスミソウが0・60ha、トマト(水耕)が0・5haなどとなっている。