全国的に9月も暑さ続く 小名浜は4カ月連続で月平均気温「観測史上1位」
気象庁は2日、今年9月は日本全体で異例の高温を記録し、平均気温が平年より2・66度上回って、1898(明治31)年の統計開始以来、過去最高を記録したと発表した。今年は7、8月もそれぞれ過去最高気温を記録しており、3カ月連続の更新となった。
理由としては、平年に比べて偏西風が北に偏って流れたことで、太平洋高気圧が日本の東からはるか東にかけて強かったため、月を通して全国的に暖かい空気に覆われやすかった。また、近海の海面水温が記録的に高かった点も挙げられる。
いわき地方も気温が高い日が続き、9月の小名浜の平均気温は25・4度となり、記録が残る1910年以降で最も高かった。平年を3・4度上回った。これまでの1位は2012(平成24)年の23・9度。小名浜では6月から4カ月連続で、月平均気温が観測史上1位となっている。
一方で大気の状態が不安定な日もあり、9月は10分降水量(6日に19・5mm)、1時間降水量(15日に48・5mm)が、1937(昭和12)年以降の月間1位を更新した。