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いわきFC ホーム仙台戦 指揮官もたたえる永井のJ初ゴール

 ■J2第38節 いわきFC2―2ベガルタ仙台(8日、ハワスタ)
 ▽得点【い】岩渕(前18)永井(後23)【仙】気田=PK(前35)鎌田(後12)
 投入後間もなく、同点に追いつくゴールを決めたMF永井颯太(24)。試合後の取材に対して、「頭が真っ白になって、ゴールパフォーマンスが分からなかった。次に向けて練習しないと」と笑った。2年目の永井にとって、うれしいJリーグ初得点となった。
 前節のFC町田ゼルビア(東京)戦では、セカンドボールに反応が遅れたことで、失点につながった。永井について、田村雄三監督(40)は「彼には厳しいことも言ったが、自分に向き合えるようになった。わが事としてサッカーを取り組めたと思う」と述べる。
 永井も自覚する。「自分のやりたいプレーを優先していたと感じる。もちろんチームのためにプレーをしていたが、足りなかった」。得点もさることながら、サイドを駆けて攻守に献身的な姿勢を見せた。
 プロであっても、意識はさまざまと指摘する田村監督。「1失点で、彼の人生が変わるのならば良かった。責任は自分にあるので、みんなで試行錯誤していきたい」とも語る。指揮官の信頼を背負って、大事な最終盤で一皮むけた永井が躍動するに違いない。
 

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