唐津焼作家・藤ノ木さん作陶展 泉のギャラリーいわき 22日まで
佐賀県唐津市の唐津焼作家・藤ノ木土平さん(73)の2年ぶりの作陶展が22日まで、泉ケ丘二丁目のギャラリーいわきで開かれている。画家志水朝(とも)さんの油彩画も合わせて展示し、会場を彩っている。
藤ノ木さんは1949(昭和24)年、新潟県生まれ。唐津焼の大橋裕さん、美濃焼の加藤芳右衛門に師事し、1980年、唐津市に土平窯を開いた。同ギャラリーのオーナー藤田忠平さんと茶会の席で隣同士になって意気投合し、2018(平成30)年から同ギャラリーで個展を開くように。今回は3回目の開催となった。
唐津の風土から生まれた「侘び・さび」を感じさせる茶陶器をはじめ、大皿、小皿、花器などの生活雑貨も合わせて約90点を展示している。薪窯の炎が生み出す色合いを大切に、朝鮮唐津や斑唐津、絵唐津などさまざまな伝統技法を駆使し、暮らしが豊かになる器を紹介している。志水さんは持ち運べるサイズの微細な「懐絵」を含め光彩のきらめく14点を寄せている。
午前11時~午後7時。水曜日定休。