卒後臨床研修 いわき市医療センターは定員満たす12人 将来の地元定着を
厚生労働省などは26日、来年度から臨床研修を希望する医学生らと、受け入れ先の病院を組み合わせるマッチングの結果を公表した。
いわき市については、内郷御厩町の「市医療センター」が定員すべてを満たす12人(前年比同数)で、昨年に続いて充足した。常磐上湯長谷町の「常磐病院」も定員すべて3人(同1人増)が内定となった。内郷綴町の「福島労災病院」は定員2人に対して、希望者ゼロ(同1人減)だった。
県全体では19病院で、前年同期と同じ110人が内定した。卒後臨床研修は2004(平成16)年度から始まった制度で、医学部生らに卒業後2年間、各診療科での研修を義務付けている。いわき市では医師不足解消に向け、研修を通じて地元に対する理解を深めてもらい、将来の定着を目指している。