ひまわり信用金庫 100周年記念式典開催 災害対策・文化振興への寄付も
ひまわり信用金庫(台正昭理事長)=本部・平字二町目=の創立100周年記念式典が29日、いわき芸樹文化交流館「アリオス」で開かれた。来賓、取引業者、職員ら約300人が出席する中、式典は2部構成で進行した。
ひまわり信金は1923(大正12)年10月、小名浜町信用組合として発足。戦前・戦中数度の改組を経て、1952(昭和27)年2月に小名浜信用金庫、1974年8月に植田信用金庫と合併により磐洋信用金庫、1992(平成4)年10月には平信用金庫との合併で現名となり、市内はもとより相双地区、茨城県などを営業エリアに地域密着型のサービスを提供している。
記念式典は2部構成で、第1部で台理事長が「大正12年の創立以来、地域を明るく安定した経済活動に寄与することに努めてきた。自己資本率も健全性を確保するなど、今後もモットーである『街の応援団・町のパートナー』として、使命を果していきたい」と式辞した。
次に橋本和久東北財務局福島財務事務所長、中嶋基晴日本銀行福島支店長、内田市長、御室健一郎全国信用金庫協会長、柴田弘之信金中央金庫理事長、樋口郁雄東北地区信用金庫協会長が来賓祝辞を述べた。
祝電披露に続き、寄付金贈呈が行われ、台理事長が市災害対策基金(200万円)、市文化振興基金(100万円)の計300万円の目録を内田市長に手渡した。受け取った内田市長から、台理事長に感謝状が贈られた。
第2部では記念公演として、平商業高のフラや、いわき湯本高、磐城高による吹奏楽が披露され、100周年の祝賀に花を添えた。