ソフトバンク ドラフト6位の東日本国際大・大山に指名あいさつ
26日のプロ野球新人選手選択会議(ドラフト会議)で、福岡ソフトバンクホークスに6位指名された東日本国際大の大山凌投手(21)は30日、同大を訪たスカウト陣から指名あいさつを受けた。
即戦力として期待を高める福山龍太郎アマスカウトチーフ、作山和英同チーフ補佐のエールを受け、大山投手は「いま持っている自分の実力を最大限に生かして、1軍でスタートを切れるように頑張りたい」と開幕1軍を目標に、あらためて長く投手として活躍したいと意気込んだ。
指名あいさつに赴いた福山チーフによると、昨年から担当スカウトの評価を受け、昨年の秋のオープン戦で大山投手のプレーを直に観戦して素材の良さを確認したという。
大山投手が目標とするのは、沢村賞を2度、最優秀投手賞を3度受賞しているソフトバンクの元エースで、来季4軍監督に就任する斉藤和巳1軍投手コーチ。「ピッチングの具体的なフォームや、エースとしての心構えを聞いてみたい」と目を輝かせた。
一方で自覚しているフィジカルの弱さを克服するため、指名翌日から自主トレに励んでいることを明かし、「試合にまず勝てる投手になることを目指したい」と足元を見つめ、気を引き締めていた。大山投手との仮契約は11月中旬の予定で、入団が決まれば、来年1月からの新人合同自主トレに参加する。
指名あいさつには中山哲志学長、野球部の福迫昌之部長も出席。中山学長は「プロの世界はどんな世界か入ってみるまでは分からないが、大山君には日本を代表する投手を目指してもらい、地元いわきや故郷の栃木の関係者に、感謝の気持ちを持って頑張ってほしい」とエールを送った。