県議選告示迎える いわきは13人立候補 12日の投票日向け舌戦入り
任期満了に伴う県議選は2日、告示の日を迎えた。いわき市選挙区(定数10)は、立候補を表明していた現職9・元職1・新人3の計13人が、予定通りに届け出を済ませ、10日間の舌戦に入った。
届け出順に、無所属新人の安田成一氏(55)、日本維新の会元職の鳥居作弥氏(49)、共産党現職の吉田英策氏(64)=2期、公明党現職の真山祐一氏(42)=1期、無所属現職の西丸武進氏(78)=7期、共産党現職の宮川絵美子氏(77)=4期、自民党現職の矢吹貢一氏(68)=3期、公明党現職の安部泰男氏(66)=3期、立憲民主党現職の古市三久氏(74)=4期、自民党現職の鈴木智氏(50)=3期、自民党現職の青木稔氏(77)=9期、自民党新人の木村謙一郎氏(48)、無所属新人(れいわ新選組推薦)の山口洋太氏(33)。
県議選は、東日本大震災・東京電力福島第一原発事故の影響を踏まえ、今回も選挙期間は通常より1日長い10日間となった。投開票日は12日。
選挙戦の争点には、9月の台風13号に関連した記録的大雨によって、4年前の東日本台風に続いて、市内河川で決壊・氾濫が生じ、浸水被害が起きたことから、自然災害の対策が挙げられる。また少子高齢化・人口減少社会を念頭にした地域振興、物価高やコロナ禍からの再起に対応した地域経済のあり方、子育て・教育の充実なども問われている。
立候補の届け出は2日、県いわき地方振興局で行われた。午前8時半までに到着した陣営に対して、届け出順を決めるくじ引きが進められ、受け付け順のための予備抽選、届け出順を決める本抽選を実施した。
各陣営の関係者らは、順番に立候補を届け出ると、腕章や選挙運動用の自動車表示板などの「選挙七つ道具」を受け取って、候補者が待つ選挙事務所などに向かった。