あす県議選の投開票日 いわきは13人が激戦展開 確定は午後9時50分か
任期満了に伴う県議選は12日、投票日を迎え、即日開票される。いわき市選挙区(定数10)には、現職9・元職1・新人3の計13人が立候補し、街頭演説や総決起集会などを通じて、それぞれの政策を訴えてきた。投票は午前7時に始まり、午後7時(一部は同6時)まで。
東日本大震災・東京電力福島第一原発事故から4度目の県議選は、復興の先を見据えたいわき市のあり方が問われており、9月の豪雨を踏まえた災害に強いまちづくり、少子高齢化・人口減少社会に対する取り組み、コロナ禍からの地域経済復活など、争点は多岐にわたっている。
今回の県議選から、平地区では豊間の2投票区を1投票区に、勿来地区では岩間・小浜と東田・佐糠の投票区が統合されている。臨時統合としては、9月の豪雨で宮小体育館が浸水したため、内郷第10投票区は内郷二中体育館に変更する。
投票時間は、全135カ所で繰り上げられる。午後6時までが勿来(第4、13~15、17~19、21投票区)、遠野、小川、三和、田人、川前、久之浜・大久の全投票区。同7時までが平、小名浜、常磐、内郷、四倉、好間の全投票区と、勿来(前述の8カ所以外)。
新たな仕組みとしては、意思疎通に困難を伴う人に「投票支援カード」が導入された。開票は午後8時から、平下荒川の市立総合体育館で。開票終了予定時刻は同9時50分を見込む。
いわき市の最新(9月1日現在)の選挙人名簿登録者数は26万3260人(男性12万8734人、女性13万4526人)。2019(令和元)年11月の前回県議選は、いわき市の投票率は39・13%にとどまっている。
立候補しているのは届け出順に、無所属新人の安田成一氏(55)、日本維新の会元職の鳥居作弥氏(49)=1期、共産党現職の吉田英策氏(64)=2期、公明党現職の真山祐一氏(42)=1期、無所属現職の西丸武進氏(78)=7期、共産党現職の宮川絵美子氏(77)=4期、自民党現職の矢吹貢一氏(68)=3期、公明党現職の安部泰男氏(66)=3期、立憲民主党現職の古市三久氏(74)=4期、自民党現職の鈴木智氏(50)=3期、自民党現職の青木稔氏(77)=9期、自民党新人の木村謙一郎氏(48)、無所属新人(れいわ新選組推薦)の山口洋太氏(33)。