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あす「全日本小学生バンドフェス」 いわき市から錦、平三が出場

 小学生バンドの全国大会「第42回全日本小学生バンドフェスティバル」(全日本吹奏楽連盟などの主催)が18日、大阪府大阪市の大阪城ホールで開催される。いわき市からは東北代表として、錦と平三が出場する。大会には全国11支部の代表36団体がエントリーし、前半・後半の18団体ずつが独立して審査される。
 錦は前半の部14番(午前11時26分演奏開始予定)、平三は後半の部18番(午後3時42分同)となっており、それぞれこれまでの練習の成果を発揮してくる。
 東北大会は10月1日、青森県青森市のマエダアリーナ(新青森県総合運動公園)で行われ、錦は2年連続、平三は2年ぶりに全国大会への切符を手にした。
 錦は「サンシャインマリンズ」の愛称で知られており、今回は「マリンズビートで地球もハッピー」をテーマにした。披露するのは、映画「ブルース・ブラザース」の「シェイク・ア・テイル・フェザー」や、ビートルズの「レディ・マドンナ」など4曲。いわき地方を襲った猛暑や9月の豪雨に加え、世界各地で生じる紛争を踏まえ、グルーヴ感満載で「LOVE&PEACE(ラブ&ピース」の精神を伝えていく。
 部員は出場団体で最少とされる15人。しかし一人一人が音楽と大切に向き合うことで、少なさを感じることはない。部長の6年・鈴木希空さん(11)=アルトサクソホン=は「目標は金賞ですが、何よりもこのメンバーで全国大会に出られることを大事にしたいです」と語る。
 2年連続で大舞台に挑むとあって、昨年度の銀賞を超えられるよう、緊張感もあると明かす。しかし「みんなで楽しく明るく演奏することを一番に」と笑顔を見せた。
 平三は「はじけるハートで銀河鉄道」を掲げている。吹奏楽のオリジナル作品「銀河鉄道」に、アニメ「銀河鉄道999」の主題曲を交え、壮大な宇宙の様子を多彩な動きとともに、聴く人に届ける内容に仕上げた。
 部長の6年・湯田遥音さん(12)=ソプラノサクソホン=も「全国大会金賞が目標です」ときっぱり。ただそれ以上に、このメンバーで2年ぶりの全国大会に挑めることを喜んでいる。
 大切にしている点は表情といい、「ミスを恐れずに明るさを前面に出しています」と話す。23人の少数精鋭で、全国大会の大トリを飾るが気負いはない。「みんなにぎやかで明るい仲間たち。一生懸命頑張ってきます」と意気込みを示した。

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