いわきFC新スタグル「常磐サバ干しフライ」開発 萩シェフこだわりの逸品
サッカーJ2・いわきFCの新たなスタジアムグルメとして、いわき市の水産物ブランド・常磐ものを使った「常磐サバ干しフライ」が開発された。試食会が19日、いわきFCのファン感謝祭イベント「魂の息吹くファン感謝祭」に合わせ、常磐上湯長谷町のいわきFCパークで行われた。
常磐サバ干しフライは、内郷御台境町のフランス料理店「HAGI」オーナーシェフで、地元産品の振興に努める萩春朋さんが監修。同パークのいわきFCオフィシャルカフェ「RED & BLUE CAFE(レッド&ブルーカフェ)」とともに手がけた。
単なるサバフライではなく、萩さんこだわりの塩加減でサバを干物に加工した上で、油でカラッと揚げることで、うま味が凝縮しているという。味付けには、秘伝のタレが採用されている。試食会では、開発中のクラフトビール3種類も用意された。常磐サバ干しフライとどれが合うかについて、来場したファンに試飲してもらい、投票の結果を基に、オフィシャルビールを作る。
オフィシャルカフェの鈴木賢治オーナーは「アウェーのサポーターの方がスタジアムに来られた際には、やはり地元産品でおもてなししたい。『いわきって、こんなにもおいしいものがあるんだ』と思ってもらえれば」と期待を寄せていた。
<ファン感謝祭は大盛り上がりに>
サッカーJ2・いわきFCのファン感謝祭イベント「魂の息吹くファン感謝祭」は19日、常磐上湯長谷町のいわきFCパークで開かれた。昨季は降雨のため、2年ぶりに屋外で開催された。シーズンを通して全国のクラブとしのぎを削り、初年度のJ2残留を決めた選手たちが、普段とは異なる多彩な表情を見せながら、駆け付けた約650人のサポーターと交流した。
会場では、いわきFCが掲げる「日本のフィジカルスタンダードを変える」に合わせ、選手たちが取り組んでいるトレーニングを、来場者と一緒に体験するコーナーが設けられたほか、体力測定の結果を競うブースや、フットサル対決などでにぎわった。
また選手を交えたステージイベントも盛り上がり、スタジアムナビゲーターSOUさんの進行で、選手によるクイズやサポーターも参加した借り物競争、ダンスパフォーマンスなどが繰り広げられた。