9月豪雨で浸水の宮小 27日から元の校舎で授業再開 きょう引っ越し作業
9月の台風13号に関連した記録的大雨に伴い、校舎が浸水被害を受けた内郷宮町の宮小(遠藤謙一校長)は27日、元の校舎で授業が再開する。服部樹理市教育長が24日、定例の記者会見で正式に発表した。
宮小は豪雨によって、近くを流れる宮川が氾濫するなどし、校舎は約60cmの浸水被害を受けた。1階の廊下や教室には泥水や土砂が流れ込み、子どもたちの勉強道具も水につかった。
児童たちは約800m離れた内郷二中の校舎を間借りし、臨時休校を経て、9月19日から授業を再開している。宮小は1~4年と、5、6年の複式学級、特別支援学級の6クラスあり、内郷二中では空き教室7カ所を使用してきた。
市は9月11日から復旧工事に着手。消毒作業や床の張り替えを進め、11月24日に備品等の搬入を済ませた。25日には内郷二中から引っ越し作業が行われ、児童の机やいすが運び込まれている。体育館については床の乾燥後、さらに補修工事が実施されており、使用は来年1月下旬ごろを見込んでいる。