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福島県の補正予算案 山田町の種苗施設や白水阿弥陀堂復旧など

 県は11月30日、本年度一般会計補正予算案を発表し、9月の台風13号に関連した記録的大雨にあたっては、計5億1980万6千円の計上を示した。内堀知事が同日、福島市の県庁で記者会見して明らかにした。
 いわき市関連のうち、浸水被害を受けた「JA福島さくら南部水稲育苗センター」(山田町)に対し、復旧に要する経費として6011万円を充てる。国庫補助に加え、県と市が協調して上乗せ補助を行い、復旧費の約9割がまかなわれる。内堀知事は「地域の農業者が安心して作付けができるよう、来年3月までの竣工を目指す」と強調した。
 浸水被害等を受けた中小企業等の施設・設備復旧支援として、いわき市と南相馬市の約170社を対象に、3億3850万4千円を付けた。上限200万円で経費の一部を補助し、中小企業は2分の1以内、小規模事業者は3分の2以内を支給する。
 県内唯一の国宝建造物で、内郷白水町の白水阿弥陀堂の復旧に向け、経費の一部を補助するため、1186万円を盛り込んだ。白水阿弥陀堂は境内全体が水につかり、お堂も床上20cmの浸水が生じた。
 砂防施設の整備としては、内郷白水町白水沢など土砂災害が発生した市内3カ所に、1億500万円としている。
 補正予算案は、11日開会予定の県議会12月定例会に提出される。

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