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洋向台のクマ目撃 いわき市「見間違いの可能性も」 アナグマか

 市は1日、いわき市洋向台三丁目の路上で11月30日夕方にクマ1頭が目撃された通報について、別の動物を見間違えた可能性があると明らかにした。1日に通報現場近くで撮影された足跡の写真が寄せられ、県に確認した上で判断した。
 洋向台を巡っては11月30日午後5時半ごろ、自動車で走行中の50代男性から、クマ1頭(体長約1mほど)を目撃したと、いわき東署に通報があった。
 市環境企画課によると、足跡の写真は1日午前8時半ごろに撮影され、現場付近を調査していた職員に提供された。足跡はイタチやアナグマとされる。アナグマは「むじな」とも呼ばれ、大きいもので体長80cm程度の個体もいるという。
 同課では、目撃がクマではないとはっきり断定できないが、この足跡は通報があった動物と類推されると指摘している。ただ市内中山間地のうち、遠野町で糞(ふん)らしき発見があり、田人町で1頭の目撃があったことから、引き続きクマに対する注意を呼びかけている。

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