年明けのはしご乗りに向けて 内郷消防署で激励会「本番へ仕上がってきた」
来年1月6日に開催される消防出初式で、太夫が日ごろから培ってきた技などを披露する新年の風物詩「はしご乗り」に向け、連日練習を重ねている市消防団第5支団第3分団(菊谷修一分団長)の太夫6人の激励会が25日、内郷消防署で行われた。
激励会には第5支団(石田一実支団長)、内郷消防署(金成佳久署長)の団員、署員や消防関係者ら約50人が出席。恩田泰行消防団長をはじめ、石田支団長、鈴木支団長、遠藤義道市内郷支所長、金成署長が順にあいさつ。9月に発生した台風13号に伴う豪雨で被災した内郷地区の住民らに勇気と元気を与えられるよう、演技する太夫たちにエールを送った。
恩田団長から菊谷分団長とともに激励品を受け取った太夫たちは、同署脇の1・5m、2m、2・5m、3m、5mのはしご5基を使い、練習を開始。。日ごろの練習の成果を存分に発揮しながら「遠見」「八艘(はっそう)「肝潰し」といったさまざまな妙技を披露し、見守る出席者から拍手が送られた。
出田一太夫長(44)は約2週間の練習を振り返り、「本番に向けて仕上がってきたと思う。体調管理に気をつけ、本番に満足する演技ができるよう頑張りたい」と誓った。