小島よしおさん イオン小名浜で出版記念イベント なじみギャグに会場興奮
お笑い芸人の小島よしおさんは27日、イオンモールいわき小名浜で、子どものお悩み相談本「小島よしおのボクといっしょに考えよう」の出版記念イベントを行った。
小島さんは海パンのみの格好で、軽妙な踊りと「そんなの関係ねぇ!」等のギャグを繰り広げる姿で脚光を浴び、現在もバラエティー番組に出演する傍ら、YouTubeで子ども向けの動画を公開するなど、精力的に活動している。
新著は、ニュースサイト「AERA dot.」で連載中の子どものお悩み相談をまとめて出版された。イベントはブックエース(茨城県水戸市)が主催し、小島さんはなじみのギャグを交え、子どもたちに積極的に声をかけながらネタを披露した。
相談コーナーでは「好きな果物は何ですか」「なぜパンツ1枚なんですか」といった質問に、ユーモアたっぷりに返答して訪れた人を沸かせたほか、最後には子どもたちをステージに乗せて、一緒に会場を盛り上げた。
終了後に取材に応じた小島さんは「子どもたちの声が聞けて、とても楽しかったです。みんな積極的に参加してくれました」と笑顔で振り返った。
本の中身に関しては「子どもたちの悩みを通じて、自分にも新たな気付きがあった。教えるというよりも、一緒になって考える内容となっている」と説明する。子どもと同じ目線で寄り添う回答は、大人にも好評となっている。
新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが、5類に移行されたことで、お笑いも元の形に戻ってきた。「僕のライブは『コール&レスポンス』のような形で終わるので、(コロナによって)翼をもがれた気分だった。子どもたちがきょうのように、全力で声を出してくれる会場の空気はいいなと思う」と述べ、これからも盛り上がる舞台を作りたいと、力強く意気込みを示した。