箭内夢菜さん「110番正しく使って」 いわき中央署一日署長で啓発
1月10日は、110番の適正利用を啓発する目的で、語呂合わせから「110番の日」と制定されている。警察庁が1985(昭和60)年に定めた。
いわき中央署は10日、110番の日の街頭広報活動に合わせ、昨年1月から「いわき観光コンシェルジュ」を務めるタレントの箭内夢菜さん(郡山市出身)を、一日署長に委嘱した。
警察官の制服に身を包んだ箭内さんは同署で、馬場孝二署長から委嘱状を受け取った後、一日署長として、署前で出動申告を受け、白バイ・パトカーが繰り出す様子を見送った。
街頭広報活動はJR湯本駅前から、例大祭が行われる金刀比羅神社までの沿道で展開され、行き交う市民らに対して、啓発チラシを配布しつつ、正しい110番の通報を呼びかけた。
県警によると、昨年1年間のいわき3署の110番通報は計2万4259件で、うち有効受理件数は1万4728件だった。約4割は緊急性のない内容で、不要不急の通報によって、事件・事故への対応が遅れる懸念が指摘されている。
一般の相談や問い合わせなどは、警察相談専用電話「#9110」や、最寄りの署窓口を利用するよう求めている。