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いわきビジネスプランコンテスト 事業構想では中之作・豊田さん最優秀賞

 第23回いわきビジネスプランコンテストの公開審査・表彰式は20日、平鎌田の東日本国際大で開かれた。事業構想を評価するビジネスプラン部門と、新たなサービスなどを提案するビジネスアイディア部門が設けられ、計27件の応募があった。審査の結果、最優秀賞はビジネスプラン部門が中之作の豊田善幸さん(54)、ビジネスアイディア部門が医療創生大心理学部3年の飯田りなさん(22)に決まった。
 ビジネスプランコンテストは、地元の企業関係者で構成する実行委員会が主催し、いわき民報社などが後援した。中尾剛・医療創生大心理学部教授が審査委員長を務め、ビジネスプラン部門は、会場で2次審査に当たるプレゼンテーションが実施された。
 豊田さんは「過疎漁村を子育てしたい環境に変える地域密着型エリアリノベーション事業」について発表した。一級建築士の傍ら、古民家を再生した清航館を中心に地域振興に励んでいる点を背景に、地区の空き家を活用して子育て世代の移住につなげ、にぎわいを創出する考えを披露した。
 受賞にあたっては「すでに事業に着手している中で、たくさんの方に聞いていただく機会が持ててうれしい。受賞を励みに、より緊張感を持って進めていきたい」と意気込みを示した。
 飯田さんは「ぱぱっと駆けつけ!【まもるんネットワーク】」を打ち出した。災害時に要支援者とボランティアをマッチングする内容で、迅速な対応が可能になると呼びかける。2019(令和元)年の東日本台風でボランティア活動した際、支援が必要な一人暮らしの高齢者に行き着くまで、時間がかかった経験から、円滑な仕組みを構築する重要性を説いた。

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