福島高専のサブスクプラン「ベスト100」に 日本公庫主催のコンテスト
起業を増やし、活力あふれる日本の創造をつくるため、次代を担う若者の創業マインド向上を目的にした、第11回「高校生ビジネスプラン・グランプリ」(日本政策金融公庫主催)で、福島高専ビジネスコミュニケーション学科2年の西條あやめさん(17)、国井奏さん(17)のプランが「ベスト100」に選ばれた。
今回は過去最多の505校・5014件の応募があり、同校は昨年に続き、高い評価を得て、上位入賞を果たした。
同グランプリは全国の高校、高専生(1~3年)を対象に「自ら考え、課題を見つける力」「課題解決するための論理的な思考力」など、ビジネスプラン作成を通じ、社会事象に探究を深め、競い合う取り組み。
2人が考案したビジネスプランは、「Enjoy the Youth(エンジョイ・ザ・ユース)」。同世代の視点から、高校生向けに定期的に「モノ」「情報」を提供し、充実した生活を楽しむ「コト」を目的にしたサブスクリプション(サブスク=定額課金)を構築した。
このサービスは学年に応じ、高校生が関心を持つスクールバック、スマホケース、コスメチック、ファッション、就職・進学活動に関する「モノ」を届けるほか、季節に応じて新学期用の文房具、ハロウィーンや体育祭前には装飾、応援グッズを発送する。
次に学校行事として、体育祭で作るクラスTシャツの作り方、文化祭でのクラス、部活動での出し物に参考となるものを「情報」発信することで、新しいアイデア創出による、これまでにない「コト」の実現につなげ、充実した高校生活が送れると提案した。
さらに価格、オプション、顧客層の設定から収支計画に沿った売上高、売上原価、経費、利益等にも妥当性があり、最新ビジネスとして成り立つとの考えを示している。