いわき市役所議会棟 盗聴の可能性指摘される 3日に調査も機器見つからず
市は4日、市役所本庁舎の議会棟について、外部から盗聴の可能性があると指摘を受けたため、3日に調査を行ったが、盗聴器は見つからなかったと発表した。市は連絡が寄せられた経緯を明らかにしていないが、専門業者が盗聴電波をとらえたとされる。
市総務課によると、別の業者に調査を委託し、3日午前8時から午後5時半にかけて、同課と議会事務局の職員計6人が立ち合い、議場や委員会室、各会派の控室を調べたが、盗聴器の発見には至らなかった。各会派の代表に対しては、2日夜の時点で伝えていた。
全国では、建物の外からの専門業者の調べで、盗聴器の発見につながる事例があり、茨城県水戸市議会や兵庫県川西市役所で確認されている。