湯本で温泉供給できないトラブル 配管から漏れ出る 老朽化原因か
いわき市常磐湯本町三函、市温泉給湯事業の配湯管で16日、お湯が漏れ出る「漏湯」が発生し、旅館や公衆浴場で温泉が利用できなくなった。市では同日夜までの再開見通しを示している。
市常磐支所によると、同日午前4時半ごろ、管理システムを通じて、担当職員に配湯管の水量が無くなったと異常が伝えられた。現場を確認したところ、市道にお湯があふれ出ていたため、掘削して修繕する緊急工事が行われた。
過去にも漏湯はあったが、上流の配湯管が破損したことで、広い範囲で影響を受けたという。この規模で温泉の供給が停止するのは初めて。市は配湯管の老朽化も理由の一つとしており、詳しい原因を調べている。
(2枚目の写真は、臨時休館となった「さはこの湯公衆浴場」)