いわき総合高にキャリア教育優良の文部科学大臣表彰 探究活動など評価
文部科学省による「第15回キャリア教育優良教育委員会、学校及びPTA団体等文部科学大臣表彰」で、いわき総合高(小林寿宣校長、生徒数578人)がキャリア教育優良学校に選ばれた。
この表彰では、キャリア教育の充実発展に大きく貢献した教育委員会、学校、PTA団体などをたたえており、今回は112団体が選ばれた。同校はいわき地区で唯一の総合学科を持つ高校として、キャリア教育に取り組んできた。いわき市からの選出は2年ぶり5回目。
同校は、将来を模索する生徒が自分自身のあり方を考え、課題を発見・解決していく「社会の変化に対応できる生き抜く力」を養成するため、創立当初からキャリア教育を柱に掲げている。また独自に「総合学科推進部」を設置するなど、3年間一貫したキャリア教育を推進。これまで総合学科で、4433人の生徒を輩出してきた。
3年間のキャリア教育では、はじめに信頼関係の構築、自己や他者の理解促進など、社会に必要なコミュニケーション力を演劇の手法を用いて身につけるワークショップと、同校と提携している東日本国際、医療創生両大学、いわき短期大、専門学校、地元企業の関係者の話を通して進路を考えるガイダンスを実施する。
2年次からは地元や自身の関心を持った分野についての探究・発表を行う〝探究活動〟によって、表現力や発信力の向上に努めている。
(資料写真:いわき総合高校)