今関監督が舞台あいさつ
岩手県釜石市を舞台にした人情喜劇映画「釜石ラーメン物語」が、平字禰宜町のいわきPITで上映されている。22日には今関あきよし監督が舞台あいさつして映画の魅力を語ったほか、サイン会を行い、映画ファンや市民と交流した。
同映画は、釜石でラーメン屋「小川食堂」を営む病弱な父と娘、3年前に家を飛び出して突然帰ってきた長女の3人が、元々店を切り盛りし東日本大震災で行方不明となった母の〝味〟に迫るべく、奮闘する物語。原発事故を題材にした「カリーナの林檎~チェルノブイリの森~」をベラルーシで撮影し、2011年に劇場公開するなど、海外で長編映画に携わってきた今関監督が、復興に向けて歩む釜石を元気づけるために製作した。
主人公の姉・正実は井桁弘恵、父と姉に挟まれジレンマを抱える妹・仲良を新進俳優の池田朱那が、父役はベテラン俳優の利重剛が務め、周りを藤田弓子、村上弘明、佐伯日菜子、大島葉子などの俳優たちが囲む。全85分で、いわきPITでは29日午前11時から最終上映を行う(26、28日は湯本駅前ミニシアター「kuramoto」で上映)。
問い合わせはいわきPIT=電話(22)7
777=まで。受付時間は火~金曜日の午前11時~午後6時。