繰り返しテレビで放映される兵庫県議の号泣会見を見ながら、イライラ感が募って仕方なかった▼ごく最近あった石原環境大臣の「あとは金目でしょ?」発言に始まり、女性議員に対する相次ぐ議員のセクハラやじで、国内だけでなく海外にまで恥をさらしたばかりなのだが、センセイ方のあきれた不祥事続きにこの国の行く末を案じた。こんなことで政治を中断してどうするのと▼ユーチューブでしばしば橋下市長と報道陣とのけんか腰の会見の模様がアップされているが、これらやじ議員やカラ出張議員の見え透いたウソに対し、視聴者に代わって記者が厳しく追及する様子がテレビで見られなかったのもイライラの一因だ▼選挙で当選したのには間違いない。では、有権者はこの人たちの何を評価して票を投じたのだろうか。政治家としての力量を問われる前に、小学生でさえわかるサル芝居を演じるようなあきれた議員が、ほかにもまだまだいるとは思いたくないが…。