いわき市で22、23の両日開かれる県内初の国際首脳級会議「第7回太平洋・島サミット(いわき太平洋・島サミット2015)」。市役所本庁舎前のカウントダウンボードもあと3日となった▼太平洋・島サミットには、太平洋の島嶼国14カ国のほか、日本、オーストラリア、ニュージーランドの合わせて17カ国が参加する。各国が直面するさまざまな問題などについて協議する首脳会議で、3年に1度開かれている▼先日、26年のいわきの観光交流人口が発表された。東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故前の22年は1073万人だった。26年は約774万8000人と7割強程度の回復にとどまっている。まだまだ原発事故による風評の影響が大きいとみられる▼サミットには各国の首脳や夫人のほか、関係者なども多数来市する。サミットの開催により、いわきの安全性や魅力が国内外に発信され、観光交流人口の回復・拡大につながることを期待したい。